歯の矯正をすることで生まれる「小顔」効果とは

2017年09月25日 矯正

kogao

小顔になったと思わせる矯正のカラクリ

「矯正したら小顔になれるらしい!」なんて話を聞いたことはありますか? 「そんなわけないよ!」と一笑に付した方、この話はあながちウソでもないのです。今回はそのカラクリについて説明しましょう。

まず、矯正をするときには多くの場合、前から4番目にある第一小臼歯を左右1本ずつ抜きます。ちょうど犬歯のうしろにある歯です。そのすき間を利用して歯並びを整えていくわけですが、1本なくなった分だけ歯列は多少小さくなりますよね。それが小顔につながる可能性はあります。それに、今まで歯が出っ張って唇を押し出していたところも、きれいに引っ込みます。唇の収まりがいいとそれだけで顔がすっきりしますから、そこでも小顔効果が生まれてくるでしょう。

 

また「ディープバイト」とか「過蓋咬合(かがいこうごう)」と呼ばれる深いかみ合わせを矯正していく場合。かみ合わせが深いというのは、通常は上の歯が下の歯の3分の1から4分の1程度まで被るところを、それ以上に下の前歯が隠れてしまっている状態を指します。それを正しい位置に矯正していくと、下あごがうしろに下がることになるのがわかるでしょうか。

最初は下あごが地面と平行に近いがっちりとした印象の顔になっていたところから、きれいな前下がりになるわけです。あごの位置だけを見ると、少し後ろに下がります。そうすると多少は顔が長くなるわけですが、それよりもあごがしゅっとしたシャープな印象になることのほうが大きいはずです。その違いによって、「小顔になった!」というインパクトを周囲にも与えられます。

矯正をすると雰囲気がぐっと若返るわけ

歯科矯正は、歯のかみ合わせを整える治療です。その理想とする歯並びは、人類の平均値から割り出した数値で算出されています。いろいろな人のデータの平均が一番良いとされる考え方です。これは、美人の定義にも通じるものがあります。人が美人と判断する人の顔は、その形がより平均値に近いのだとか。左右対称でバランスの良い顔を、人は美人や美男子だと感じているようです。いわゆる「黄金比」。小顔は、そうした美人やイケメンの条件でもあります。

矯正は、その美人の定義に近い考え方で目指す完成形を決めているところがあります。歯の見え方の基準なども平均に近づけるように矯正していくわけですから、美人としての理想にも近づいていくことになるでしょう。極端な話、たとえば歯が全部なくなってしまったおじいさんが平均値によって割り出された理想的な歯の形の入れ歯を装着すると、それだけでものすごく若返り、イケメンになります(笑)。正しい歯の位置に動かしていく矯正は、そうやって小顔の美人や美男子を作ってくれるものでもあるのです。

このような矯正の在り方を知れば、矯正によって小顔の美人にも近づけることがわかるのではないかと思います。歯並びを整えていくことそのものが、小顔や美人を作ることにつながっていくのです。

 

 

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